植田新田(読み)うえだしんでん

日本歴史地名大系 「植田新田」の解説

植田新田
うえだしんでん

[現在地名]沼津市植田

助兵衛すけべえ新田の西にあり、西は富士郡東柏原ひがしかしわばら新田(現富士市)に続く。南は海(駿河湾)に面し、地内を東海道が横断する。東西三町三四間の東海道往還のうち家並は二三六間ほどで、あとは並木と田畑地であった(宿村大概帳)一本松いつぽんまつ新田や助兵衛新田と同じく、江戸時代初期に浮島うきしまヶ原を開発して成立した新田の一つで、新田の名は初めに開発を試みた遠江国の浪人植田三十郎に由来するという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android