植竹村(読み)うえだけむら

日本歴史地名大系 「植竹村」の解説

植竹村
うえだけむら

[現在地名]神川町植竹

八日市ようかいち村の西に位置し、南は児玉郡中新里なかにいさと村。中世の鎌倉街道上道が通り、九郷くごう用水が流れる。永禄一三年(一五七〇)六月二八日、長井政実は金鑽かなさな薬師に「植竹村寺田之内三貫文」を寄進した(「長井政実判物」大光普照寺文書)集落の東にあるひめ塚は、八幡山はちまんやま(現児玉町)から落延びた姫を葬ったと伝えられる。現状は板碑や五輪塔が集められており、地輪の一つに宝徳四年(一四五二)の紀年が読みとれるものもある。慶長九年(一六〇四)六月に代官頭伊奈忠次による検地を受け、田方一五町五反余・畑方三六町五反余、ほかに屋敷八反余があり、名請人数は三三人、うち田をもつ者一四人、屋敷を名請している者一一人(神川町誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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