椎村神社(読み)しいむらじんじや

日本歴史地名大系 「椎村神社」の解説

椎村神社
しいむらじんじや

[現在地名]小浜市若狭

西にし浦の東側山裾に鎮座する。祭神は青海首椎根津彦神で、大山祇おおやまつみ命を合祀。「延喜式」神名帳にみえる遠敷おにゆう郡「椎村神社」に比定される。旧村社。文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写には「椎村宮二反 秋里名」とみえ、享禄五年(一五三二)の神名帳写(小野寺文書)には従三位椎村明神とある。嘉祥三年(八五〇)四月、日吉神社の大光坊智真が山王社を勧請して相殿とし、山王二之宮大権現を称したと伝える(羽賀寺年中行事)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android