検察庁法改正案

共同通信ニュース用語解説 「検察庁法改正案」の解説

検察庁法改正案

現行63歳の検察官定年を、検察トップの検事総長と同じ65歳に引き上げる内容。次長検事や検事長らには、63歳で役職を降りる「役職定年制」を導入する一方内閣や法相の判断で最長66歳まで定年を延長できる特例規定を盛り込んでいた。検事総長は最長68歳まで留任が可能となる。異例の法解釈変更で決めた菅義偉首相に近いとされる黒川弘務くろかわ・ひろむ元東京高検検事長の定年延長を追認するものだとの批判が強まり、昨年の通常国会廃案を余儀なくされた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android