楠露(読み)くすのつゆ

精選版 日本国語大辞典 「楠露」の意味・読み・例文・類語

くすのつゆ【楠露】

  1. 謡曲四番目物観世流。湊川出陣に臨んで死を覚悟した楠木正成は、子の正行と守り役の恩地満一を呼び寄せて教訓を与え、別れの宴をはって、二人故郷に帰らせる。明治時代に当時の家元観世清廉(きよかど)が、別曲桜井」を改作したものといわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android