楡島村(読み)にれしまむら

日本歴史地名大系 「楡島村」の解説

楡島村
にれしまむら

[現在地名]新井市楡島

平丸ひらまる川・長沢ながさわ川が合流し、せき川に注ぐ地点に位置し、飯山いいやま道沿いに南は猿橋さるはし村に接する。正保国絵図に「島村」と記され、高一八石とある。天和三年郷帳では高三三石三斗余、うち山高二斗・漆高一斗八升とある。安永九年(一七八〇)の村明細帳(楡島区長文書)に「字関川通・一用水堰・壱ケ所・此水掛高三十四石二斗四升四合、是ハ当村地内より呑水共取申候」とあり、用水は水田灌漑だけでなく生活用水としても利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android