日本歴史地名大系 「楼台村」の解説 楼台村ろうだいむら 宮城県:登米郡東和町楼台村[現在地名]東和町米谷(まいや)北上川左岸の狭小な微高地上に集落があり、南と東は山地により日根牛(ひねうし)村(現登米町)、北は米谷村に接し、西の北上川対岸は水越(みずこし)村・浅部(あさべ)村(現中田町)に対する。村名について「安永風土記」によれば、もと良代村といったが、享保八年(一七二三)五代藩主吉村がこの地を通り、「やくらうてな」と今後書くよう申付けたという。小高い地にあり、見晴しのよいところから楼台(やぐらうてな)と改めさせたものであろう。また検地帳にも良代村と記したというが、すでに正保郷帳に楼台村と記され、田二〇貫七九四文・畑一〇貫一四四文とあり、ほかに同所新田二二文がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by