概念モデル(読み)がいねんもでる(その他表記)conceptual model

翻訳|conceptual model

図書館情報学用語辞典 第5版 「概念モデル」の解説

概念モデル

データベースメタデータなどによって表現し管理する対象となる実世界や事象が,どのような要素や関連から構成されているのか,それらにどのように働きかけ何を実現したいのかなどを,特定のモデル記述言語を用いて表したもの.モデル記述言語には,実体関連モデル(実体関連分析)やUML統一モデリング言語)などがある.概念モデルの構築を通して対象世界や事象を分析し把握することは,概念設計と位置づけられ,通常,データベースやメタデータとして実現する細部実装などは考慮の対象外とする.図書館の目録が対象とする世界を概念モデルとして示した代表例に,FRBR,FRAD,FRSAD,IFLA LRMなどがある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android