概念依存理論(読み)がいねんいそんりろん(その他表記)conceptual dependency theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「概念依存理論」の意味・わかりやすい解説

概念依存理論
がいねんいそんりろん
conceptual dependency theory

アメリカ合衆国の科学者ロジャー・C.シャンクが提唱した,自然言語の意味を表現するための枠組み。同じ意味をもつ文なら,たとえ表層構造が異なっていても同じ表現で表されるべきものであり,そのような表現は,基本的な動詞といくつかの概念の組み合わせで表現できるというもの。1972年にほぼ完成された。シャンクの目的は,言語処理における言い換えの問題を扱うために,単語の意味を概念的に表現することにあった。この理論は,自然言語理解システムの意味処理を扱う理論に体系化され,その処理系はプログラム言語LISPを用いて作成された。さらに,スクリプト理論基礎となった。

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