自然言語理解(読み)しぜんげんごりかい(その他表記)natural language understanding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自然言語理解」の意味・わかりやすい解説

自然言語理解
しぜんげんごりかい
natural language understanding

われわれが普段使っていることばをコンピュータが理解すること。話しことばでコンピュータに命令したり,人工知能をもったコンピュータと対話することなどが可能になる。1970年代,言語理論の発展を背景に研究が本格化し,人間の知識をコンピュータのデータにどう変換するかという知識表現の研究が進んだ。1990年代にインターネットの普及が進むと,ネット上にある大量のデータをもとにそれぞれのことばのもつ意味をコンピュータみずからが学習する機械学習の研究が進み,音声認識や音声合成,機械翻訳システムの進歩にいかされ,2010年代にはインターネットのブラウザやスマートフォンなどにも搭載された。言語は使われながら変化するという側面からも自然言語理解とインターネットは密接な関係にあり,言語理論から組み立てる当初の自然言語理解を補完するかたちでシステムを発展させている。(→音声理解システム,自然言語処理)

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