榊葉(読み)サカキバ

精選版 日本国語大辞典 「榊葉」の意味・読み・例文・類語

さかき‐ば【榊葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 榊の葉。また、榊の枝葉。神に供える。
    1. [初出の実例]「〈本〉佐加幾波(サカキバ)の 香をかぐはしみ(と)め来れば 八十氏人ぞ 円居(まとゐ)せりける 円居せりける」(出典神楽歌(9C後)採物・榊)
    2. 「をとめこかあたりとおもへはさか木はの香をなつかしみとめてこそおれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)
  3. 薫物(たきもの)の名。
    1. [初出の実例]「薫物之方〈略〉榊葉」(出典:五月雨日記(1479))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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