榛木天牛(読み)はんのきかみきり

精選版 日本国語大辞典 「榛木天牛」の意味・読み・例文・類語

はんのき‐かみきり【榛木天牛】

〘名〙 カミキリムシ科の甲虫。体長一五~二二ミリメートル。体は黒色で、はねの側縁、頭部および前胸部は赤色を帯びるものが多いが、はねの全体が赤色になるものもあり、色彩の地域変異が大きい。成虫はハンノキ類やヤシャブシ類に集まり、生葉の葉脈を、線状にかじる。幼虫はこれらの植物生木に穿孔する。日本各地、千島樺太に分布する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android