榛木天牛(読み)はんのきかみきり

精選版 日本国語大辞典 「榛木天牛」の意味・読み・例文・類語

はんのき‐かみきり【榛木天牛】

  1. 〘 名詞 〙 カミキリムシ科の甲虫。体長一五~二二ミリメートル。体は黒色で、はねの側縁、頭部および前胸部は赤色を帯びるものが多いが、はねの全体が赤色になるものもあり、色彩の地域変異が大きい。成虫はハンノキ類やヤシャブシ類に集まり、生葉の葉脈を、線状にかじる。幼虫はこれらの植物生木に穿孔する。日本各地、千島樺太に分布する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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