槇本楠郎(読み)まきもとくすろう

日本大百科全書(ニッポニカ)「槇本楠郎」の解説

槇本楠郎
まきもとくすろう
(1898―1956)

児童文学者。岡山県に生まれる。本名楠男。早稲田(わせだ)大学中退後、プロレタリア児童文学運動に参加、その理論的推進者とる。1930年(昭和5)に出版された『プロレタリア児童文学の諸問題』『プロレタリア童謡講話』は、当時の運動の記念碑的存在である。33年、雑誌『教育論叢(ろんそう)』に発表した『仔猫(こねこ)の裁判』『掃除当番』などは集団主義童話と評価され、岡本良雄らに影響を与えた。39年からは病床にありがちで、昭和31年9月14日死去。

[向川幹雄]

『『日本児童文学大系 槇本楠郎集他』(1978・ほるぷ出版)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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