構造変化と景気変動(読み)こうぞうへんかとけいきへんどう(その他表記)structural change and economic fluctuation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「構造変化と景気変動」の意味・わかりやすい解説

構造変化と景気変動
こうぞうへんかとけいきへんどう
structural change and economic fluctuation

資本主義経済一定周期好況不況の波を繰返しており,これを景気変動または景気循環と呼んでいる。技術革新原動力とする 50~60年という超長期のコンドラチエフサイクルから,2~3年単位のキチン循環まで,長さや原因を異にするいくつかの波が合わさって景気変動が起るとみられている。しかし,経済を制約する外部要因の急激な変更があると,こうした波はゆがめられる。石油輸出国機構 (OPEC) の大幅な原油価格引上げで生じた2度の石油危機の結果,日本も含めた先進各国は低成長期に突入し,構造変化を迫られた。

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