樋口一成(読み)ヒグチ カズシゲ

20世紀日本人名事典 「樋口一成」の解説

樋口 一成
ヒグチ カズシゲ

昭和期の産婦人科医学者 元・東京慈恵会医科大学理事長・学長。



生年
明治37(1904)年8月21日

没年
昭和50(1975)年8月26日

出生地
東京・麻布

学歴〔年〕
東京慈恵会医院医学校専門学校〔昭和3年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和7年〕

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔昭和49年〕

経歴
ライプチヒ医科大、ベルリン大病理学教室に留学。東京慈恵医大講師、助教授の後、昭和17年産婦人科教授。26年付属病院長、33年理事長兼学長。日本水泳連盟会長、日本学術会議会員、日本産科婦人科学会長、科学技術会議専門委員、文部省大学設置審議会委員、日本学術会議第7部長、文化功労者選考審査会委員並びに文化勲章受章者選考委員、三菱財団理事、日本癌学会長、日本私立医科大学協会長などを務めた。卵巣充実性腫瘍の研究で知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「樋口一成」の解説

樋口一成 ひぐち-かずしげ

1904-1975 昭和時代の産婦人科学者。
明治37年8月21日生まれ。高木兼寛(かねひろ)の孫。ドイツ留学後,昭和17年母校東京慈恵医大の教授となり,付属病院長,理事長兼学長。日本産科婦人科学会会長,日本癌(がん)学会会長,日本水泳連盟会長などをつとめた。卵巣腫瘍の研究で知られる。昭和50年8月26日死去。71歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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