樟脳火(読み)ショウノウビ

デジタル大辞泉 「樟脳火」の意味・読み・例文・類語

しょうのう‐び〔シヤウナウ‐〕【×樟脳火】

樟脳を燃やした青い火。近世歌舞伎で、狐火きつねび人魂ひとだまなどに用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「樟脳火」の意味・読み・例文・類語

しょうのう‐びシャウナウ‥【樟脳火】

  1. 〘 名詞 〙 樟脳を燃やした青い火。近世の劇場舞台で、狐火人魂などに用いた。
    1. [初出の実例]「舞台で遣ふ樟脳火の人だまは見なれたれど」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android