権扉(読み)ケンピ

デジタル大辞泉 「権扉」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぴ【権扉】

仏が仮に姿を現すとされる、権現堂とびらごんぴ。
八幡大菩薩は…三身金容あらはし、三所の―を押し開き給へり」〈平家・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「権扉」の意味・読み・例文・類語

ごん‐ぴ【権扉】

〘名〙 権現堂のとびら。また、権現堂。けんぴ。
八幡愚童訓(甲)(1308‐18頃)上「吾朝は未他国、三千余座の神祇、百王守護の権扉を並べ」

けん‐ぴ【権扉】

〘名〙 仏が仮に姿を現わすとされる堂のとびら。権現堂のとびら。ごんぴ。
※高野本平家(13C前)七「八幡大菩薩は〈略〉三所の権扉(ケンヒ)をおしひらき給へり」

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