金容(読み)キンヨウ

精選版 日本国語大辞典 「金容」の意味・読み・例文・類語

こん‐よう【金容】

  1. 〘 名詞 〙 金色に輝く仏像などの容姿。きんよう。
    1. [初出の実例]「釈迦能仁掩金容于双樹」(出典万葉集(8C後)五・悲歎俗道仮合即離易去難留詩序)
    2. 「宝祚を守らんが為、蒼生を利せんが為に、三身の金容(コンよう)を顕し」(出典:屋代本平家(13C前)八)

きん‐よう【金容】

  1. 〘 名詞 〙 仏または仏像などの金色に輝く姿。こんよう。
    1. [初出の実例]「今は供仏(くぶつ)を嶺の嵐にまかせ、金容(キンヨウ)を紅瀝(こうれき)にうるほす」(出典:高野本平家(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「金容」の読み・字形・画数・意味

【金容】きんよう

仏像。

字通「金」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android