日本歴史地名大系 「権藤村」の解説 権藤村ごんどうむら 熊本県:飽託郡飽田町権藤村[現在地名]飽田町護藤(ごんどう)南は五町新開(ごちようしんかい)村、西と西北は正保(しようほ)村、北東は池畑(いけはた)村(現熊本市)に接する水田地帯。天文四年(一五三五)の鹿子木親員知行目録(鹿子木文書)に「九町 権藤」とある。戦国期の山上内田知行目録写(内田文書)に内田和泉守分として「河尻之内権藤」一町五反と、内田因幡守分として「河尻之内権藤」六段が記され、同じく山上衆知行目録写(同文書)に「河尻之内権藤」の「一所壱町五段 内田新十郎」が記される。慶長一二年(一六〇七)の検地帳によれば田方一二〇町九反五畝余・畠方四〇町四反一畝余、分米一千八九四石八斗余で、家数二〇〇、男一四九・女一二七、牛三二・馬一、桑一九本で、屋敷登録人は九八人。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by