横口式石棺(読み)よこぐちしきせっかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「横口式石棺」の意味・わかりやすい解説

横口式石棺
よこぐちしきせっかん

古墳時代家形石棺の身の前面あるいは側面方形の穴をあけ,ふたを取らずに遺体などを入れることができるようにした石棺横穴式石室の中に入れられた場合もあるが,大きなものでは封土の中に直接埋められたものもある。北九州出雲地方に分布し,特に後者では石棺式石室の名があり,多くみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android