日本歴史地名大系 「横枕火葬墓群」の解説 横枕火葬墓群よこまくらかそうぼぐん 奈良県:桜井市朝倉・初瀬・上之郷地区笠村横枕火葬墓群[現在地名]桜井市大字笠小字横枕笠(かさ)集落の南西、標高約五〇〇メートルの南面傾斜地にある。墓は傾斜地を三段か四段にして、その各段に五―七基程度あったようで、その埋葬方法は多様である。小さい竪穴式石室に火葬骨を納めた木箱を入れたもの、板状の石で小型石郭をつくり南方に口を開くもの、三〇センチぐらいの穴を掘り、底部に石を並べて火葬骨を置き、その上から須恵器の壺を逆さに伏せたもの、須恵器や土師器の壺に火葬した骨を納めて埋めたもの、穴の底に木炭か鉄板を置き、その上に骨を安置したものなどである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by