横枕観音堂跡(読み)よこまくらかんのんどうあと

日本歴史地名大系 「横枕観音堂跡」の解説

横枕観音堂跡
よこまくらかんのんどうあと

[現在地名]八戸市売市 長根

売市の北東の台地端に位置する。天満宮の北に隣接。北東の低地観音下かんのんしたと称する。雑書の承応二年(一六五三)四月二三日条に「同所(八戸)横枕観音ニて廿一日御神楽湯立仕候」とみえ、盛岡藩時代から信仰を得ているが、この頃はおお橋の東方の坂下にあったといわれる(「八戸祠佐嘉志写」八戸市立図書館蔵)。八戸藩日記の寛文五年(一六六五)九月五日条に「十八日町おいせへ御袋様御参詣、其よりよこまくら観音へ御参詣被遊」とあり、八戸藩初代藩主南部直房の母の参詣がしばしば行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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