横河城跡
よこかわじようあと
[現在地名]辰野町
城跡についてははっきりしていない。建武二年(一三三五)一〇月の市河倫房同助保着到状(市河文書)に、
<資料は省略されています>
とある。中先代の乱(一三三五)の前後、市河倫房・助保父子は信濃守護小笠原貞宗に属して信濃各地の北条時行軍と戦った。
助保が先駆をした横河城の位置については大城山(現辰野町大字辰野)・大庭(現辰野町大字上島)・市側(現辰野町大字横川)等の説があり、いずれも天竜川の支流横川川の流域であるが決定し難い。昭和四〇年(一九六五)刊の「上伊那誌」によると大庭説が有力である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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