朝日日本歴史人物事典 「横田屋新兵衛」の解説
横田屋新兵衛
生年:文化7(1810)
幕末,奥州の海苔養殖創始者。幼名儀平。気仙沼の呉服商兼廻船業横田屋新兵衛の養子となり,襲名。維新後猪狩姓。天保14(1843)年持ち船2隻の海難喪失後,安政4(1857)年大森から海苔養殖,文久1(1861)年下総行徳から製塩の各職人を招き,気仙沼湾内に両産業を確立。死の1カ月前生祠(気仙沼市・五十鈴神社内)に祀られた。産業の生神は稀有。<参考文献>猪狩良一『猪狩翁の百年』
(宮下章)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報