横豎(読み)おうじゅ

精選版 日本国語大辞典 「横豎」の意味・読み・例文・類語

おう‐じゅワウ‥【横豎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よことたて。よこは空間、たては時間をさすこともある。〔梁簡文帝‐明月山銘〕
  3. 仏語他力の教えと自力の教え。横は次第順序を経ないことで、他力の浄土門をさし、豎は次第順序を経ることで、自力聖道の教えをさす。
    1. [初出の実例]「横豎(ジュ)菩薩心、其言一而其心雖異、入真為正要」(出典教行信証(1224)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む