横走古墳
よこばしりこふん
新改川に沿う山麓および山丘上に九基の古墳が散在し、新改古墳群とよばれるが、そのうち最大規模の古墳で、現在は個人の屋敷内にある。古墳時代後期の円墳で、墳丘径約一五メートル、高さ五メートルである。内部構造として横穴式石室をもつが、石室は片袖式で、長さ九・四メートル、最奥部の高さ三メートル。石室よりの出土品として須恵器・鉄鏃・鉄刀子・大刀鍔・馬具(金銅製辻金具・雲珠・杏葉・革金具・轡)・碧玉製管玉・ガラス製丸玉・小玉がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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