樫崎村(読み)かしざきむら

日本歴史地名大系 「樫崎村」の解説

樫崎村
かしざきむら

[現在地名]桃生町樫崎

大田おおた村の北に位置。集落は現北上川左岸の山田やまだ右岸の丘陵南麓にある。一関いちのせき街道に沿う。正保郷帳では田五九貫八一七文・畑六貫七六四文で水損と注され、ほかに新田一一貫四七九文。桃生郡北方二〇ヵ村大肝入支配下の村で、「封内風土記」では戸数八一。文政一一年(一八二八)の高九六貫四八八文、うち田八六貫八一七文・畑九貫六七一文・茶畑八一〇文で人頭六八人、人数四三〇(「桃生南北本吉南方風土記」及川徳松家文書)。字太郎山たろうやまに曹洞宗妙円みようえん寺、鹿島山かしまやまに鹿嶋神社、東館ひがしだて箱石はこいし神社がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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