樺太・千島探検(読み)からふと・ちしまたんけん

旺文社日本史事典 三訂版 「樺太・千島探検」の解説

樺太・千島探検
からふと・ちしまたんけん

江戸後期,幕府が行った北辺調査
18世紀後半〜19世紀初めのロシア人の南下・通商要求に対し,幕府は調査団を派遣した。最上徳内・近藤重蔵・間宮林蔵らの業績が有名で,千島列島は得撫 (うるつぷ) 島まで,樺太では対岸沿海州まで探検させた。田沼時代は資源開発,寛政改革以後は海防が目的。伊能忠敬蝦夷 (えぞ) 地測量も海防政策の一環として行われた。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む