旺文社日本史事典 三訂版 「樺太・千島探検」の解説
樺太・千島探検
からふと・ちしまたんけん
18世紀後半〜19世紀初めのロシア人の南下・通商要求に対し,幕府は調査団を派遣した。最上徳内・近藤重蔵・間宮林蔵らの業績が有名で,千島列島は得撫 (うるつぷ) 島まで,樺太では対岸の沿海州まで探検させた。田沼時代は資源開発,寛政改革以後は海防が目的。伊能忠敬の蝦夷 (えぞ) 地測量も海防政策の一環として行われた。
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