樺崎新田(読み)かばさきしんでん

日本歴史地名大系 「樺崎新田」の解説

樺崎新田
かばさきしんでん

[現在地名]宇和島市御幸町一―二丁目・朝日町一―四丁目

須賀すが浦の海岸を干拓して造成された新田。元禄一三年(一七〇〇)三月二三日、造成工事が始まり、同年七月一三日、新田の築地(土手)が完成した。同年九月一九日、当新田七町四反が米屋平右衛門の願いによって、請銀七貫六八九匁九分三厘二毛でその所有に帰しているから、城下の商人米屋平右衛門による町人請負新田であったと考えられる。同一四年から三年間の鍬下期間がおかれ、それ以後は反当二斗の米を上納することに定められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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