樽入(読み)たるいれ

精選版 日本国語大辞典 「樽入」の意味・読み・例文・類語

たる‐いれ【樽入】

〘名〙
不漁の時、他の大漁のあった方へ樽酒を贈ってともに酒宴をし、大漁にあやかること。
② 婚約成立のしるしとして婿方から嫁方へ樽酒を贈ること。また、一般に祝儀として樽酒を贈ること。
浮世草子・古今堪忍記(1708)六「十年の定めつつがなくつとめ、礼奉公の樽入もおびただしくすまし」

たる‐いり【樽入】

〘名〙 食品などが樽にはいっていること。また、その物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android