樽入(読み)たるいれ

精選版 日本国語大辞典 「樽入」の意味・読み・例文・類語

たる‐いれ【樽入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 不漁の時、他の大漁のあった方へ樽酒を贈ってともに酒宴をし、大漁にあやかること。
  3. 婚約成立のしるしとして婿方から嫁方へ樽酒を贈ること。また、一般に祝儀として樽酒を贈ること。
    1. [初出の実例]「十年の定めつつがなくつとめ、礼奉公の樽入もおびただしくすまし」(出典:浮世草子・古今堪忍記(1708)六)

たる‐いり【樽入】

  1. 〘 名詞 〙 食品などが樽にはいっていること。また、その物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む