橘中の楽しみ(読み)キッチュウノタノシミ

デジタル大辞泉 「橘中の楽しみ」の意味・読み・例文・類語

きっちゅう‐の‐たのしみ【×橘中の楽しみ】

中国巴邛はきょうで、たちばなの実を割ってみると、その中で二人仙人が向かいあって碁を楽しんでいたという「幽怪録」の故事から》将棋囲碁をする楽しみ。

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精選版 日本国語大辞典 「橘中の楽しみ」の意味・読み・例文・類語

きっちゅう【橘中】 の 楽(たの)しみ

  1. ( 「橘中の仙」の故事から ) 囲碁、または将棋の楽しみをたとえていう。

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故事成語を知る辞典 「橘中の楽しみ」の解説

橘中の楽しみ

将棋や囲碁の楽しみ。

[使用例] 橘中の遊びは、むだごとのようでも、むだごとを以て、寝つきの悪いむだな時間を助けることもできるから、奇妙なものだというべきだろうか[三好達治棋家文章など|1957]

[由来] 「幽怪録」に見える物語から。現在の四川省に住んでいた人が、あるとき、庭のタチバナに大きな実が付いているのを見つけました。不思議に思って割ってみたところ、中には二人の老人が座って、将棋を指していたということです。

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