機感(読み)キカン

デジタル大辞泉 「機感」の意味・読み・例文・類語

き‐かん【機感】

仏語。仏が衆生の心の働きを感じ取って、それに対応すること。また、衆生の心の働きが、仏の導く力を感じること。

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精選版 日本国語大辞典 「機感」の意味・読み・例文・類語

き‐かん【機感】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。衆生の能力が発動する状態にあることに神仏が感応すること。神仏の力が衆生の資質や願に応ずる状態。
    1. [初出の実例]「有縁の悲願を聞くに、又機感のいたれる事をしり、又罪ふかけれど未だ五逆をつくらず」(出典:発心集(1216頃か)六)

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