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機械図面 きかいずめん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

機械図面
きかいずめん

機械を製作するために必要な図面。機械の全体を示す組立図、機械を構成する各部分を示す部分組立図、一つ一つの部品の詳細を示す部品図などがある。
 機械の図面には正視図法が用いられる。水平面Hと垂直面Vの二つの平面が互いに直角に交わったとき、四つに仕切られる空間を、右上から時計方向に第一象限(しょうげん)、第二象限、第三象限、第四象限と名づける。第一象限に物体を置いて投影した場合を第一角法、第三象限に置いて投影した場合を第三角法というが、機械の図面には、日本やアメリカでは第三角法が、ヨーロッパでは第一角法が用いられている。物体の形が複雑でV、H面だけでは不明確なときはV、H面に直交するP面を設け、物体の右側あるいは左側からの投影図を付け加える。第三角法は正面図が中心となり、上からみた平面図が上に、下からみた下面図は下に、左右からみた左、右側面図は左右にくるので、図面から実物を考えるのに都合がいい。投影法はJIS規格では第三角法によることを定めている。必要な場合には第一角法によることもできるとされているが混用は避けなくてはならない。[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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