平面図(読み)ヘイメンズ

精選版 日本国語大辞典 「平面図」の意味・読み・例文・類語

へいめん‐ず‥ヅ【平面図】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正投影法で、平画面に描かれた投影図。物体を真上から見た原寸大の図、縮図、または拡大図
    1. [初出の実例]「概念の限定は種々なる等級に於て顕さる。例へば左の如し。平面、平面図、平面直線図等の如し」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉二)
  3. 建築物の各階をある高さの水平面で切って真上から見た図。プラン
    1. [初出の実例]「どの家も皆同じ平面図に依って建てたやうに出来てゐる」(出典:鶏(1909)〈森鴎外〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平面図」の意味・わかりやすい解説

平面図
へいめんず
plan

建築物や土木構造物をある高さで水平に切断したとして,その切断面を真上から見おろした様子を適当な縮尺で描いた図形。プランともいう。建築物の場合は,通常,各階の柱,壁,間仕切り,窓や出入口などの開口部,階段,昇降機などの相互位置を示し,寸法を記入する。 (→立面図 )

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世界大百科事典(旧版)内の平面図の言及

【建築製図】より

…(1)(2)は機械製図でも,その対象とするものによってはあてはまるが,(3)の特徴は機械製図には見られないものである。
[表示方法]
 第1の特徴,すなわち三次元の立体あるいは空間を平面上に示す方法として,立面図,断面図,平面図,あるいは透視図,等測投影図などがある。立面図は,建物の立面をそれに平行な平面に投影した図であって,建物外面各部の高さと幅が示されるが,奥行きは示されない。…

※「平面図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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