デジタル大辞泉 「次ふ」の意味・読み・例文・類語 すが・う〔すがふ〕【▽次ふ】 [動ハ四]1 すぐあとに続く。次つぐ。また、匹敵する。多く、複合語の形で用いられる。「中の君も、うち―・ひて、あてになまめかしう」〈源・紅梅〉2 くいちがう。いきちがう。「―・ひて遇あはず」〈散木集・八・詞書〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「次ふ」の意味・読み・例文・類語 すが・うすがふ【次】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙① あとに連なる。つぎつぎに続く。連なり並ぶ。[初出の実例]「かういふさいわい人の腹のきさきがねこそ、又おひすがひぬれ」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)乙女)② 追いついて並ぶ。匹敵する。→うちすがう。[初出の実例]「Sugai, au スガフ 並」(出典:改正増補和英語林集成(1886))③ くい違う。また、いきちがうようになる。[初出の実例]「すがひてあはず かりそめにいるとや鹿の思ふらむあふひとすれば身をかくしつる」(出典:散木奇歌集(1128頃)恋下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例