現在、光学赤外線の分野の地上望遠鏡の口径は8〜10m級が主力である。しかし、これらの大型望遠鏡で行える天文研究にも限界が見えてきたため、米欧では早くも次世代ELTの検討が進んでいる。主なものはカリフォルニア工科大学のTMT(Thirty Meter Telescope)やヨーロッパ南天天文台のOWL(Overwhelmingly Large Telescope、口径30〜60m)などがある。TMTには2003年に数十億円規模の予算がついた。日本は外国のELT計画の建設に共同参加する方向で検討している。