欧陽通(読み)おうようとう(その他表記)Ou-yang Tong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「欧陽通」の意味・わかりやすい解説

欧陽通
おうようとう
Ou-yang Tong

[生]?
[没]天授2(691)
中国初唐書家欧陽詢の子で,小欧陽と呼ばれる。字は通師。父の書を学びさらにきびしい作風を示す。筆跡としては『道因法師碑』『泉男生墓誌』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の欧陽通の言及

【欧陽詢】より

…現存の作品では,《皇甫誕碑》《化度寺僧邕禅師塔銘(けとじそうようぜんじとうめい)》《九成宮醴泉銘(きゆうせいきゆうれいせんめい)》《温彦博碑(おんげんぱくひ)》などがあり,楷書の模範とされる。その子欧陽通(おうようとう)(?‐691。字は通師)は,行蘭台郎となったので欧陽蘭台と呼ばれ,父の詢に対して小欧陽といわれる。…

※「欧陽通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android