日本歴史地名大系 「歌ヶ浦村」の解説 歌ヶ浦村うたがうらむら 長崎県:北松浦郡鹿町町歌ヶ浦村[現在地名]鹿町町上歌(かみうた)ヶ浦免(うらめん)・下歌(しもうた)ヶ浦免(うらめん)船之(ふねの)村の南西に位置し、北西部は海に臨む。南東部に金比羅(こんぴら)岳があり、その北に明星(みようじよう)峠がある。江戸時代は鹿待(ししまち)村のうちで、正保国絵図に「歌津村」または「うたか浦」とあり、高一三〇石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では江迎鹿待(えむかえししまち)村内に歌ヶ浦免と記される。元禄一二年(一六九九)の平戸領分郷村帳では江迎(えむかえ)村(現江迎町)枝村として歌ヶ浦村とみえ、高一三〇石余でウタカウラの訓を付す。天明二年(一七八二)に歌ヶ浦新田、嘉永三年(一八五〇)に大加勢(おおかせ)新田が開かれた(鹿町町郷土誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報