歌男(読み)ウタオ

デジタル大辞泉 「歌男」の意味・読み・例文・類語

うた‐お〔‐を〕【歌男】

古代雅楽寮に属した男の歌い手歌人うたびと。⇔歌女うため
「およそもろもろの―、歌女うため、笛吹くひと」〈天武紀・下〉

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精選版 日本国語大辞典 「歌男」の意味・読み・例文・類語

うた‐お‥を【歌男】

  1. 〘 名詞 〙 古来から伝わる歌を曲節を付けて歌うことに従事した男。歌人(うたびと)。⇔歌女(うため)
    1. [初出の実例]「凡そ諸(もろもろ)の歌男(ウタヲ)歌女(うため)笛吹きは、即ち己(おの)子孫(うみのこ)に伝へて、歌笛を習は令(し)めよ」(出典日本書紀(720)天武一四年九月(寛文版訓))

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