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歌章 かしょうCarmina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

歌章
かしょう
Carmina

ローマのホラチウスの抒情詩集。前 23年 (1~3巻) と前 13年 (4巻) に刊行。高度に様式を重んじた抒情詩集で,アルカイオスサッフォーピンダロスなどのギリシア抒情詩の韻律と精神をローマに移植し,日常のさまざまな出来事,友の船出や帰国,恋愛,四季,田園生活の楽しみ,人生のはかなさと憂愁などを,中庸の精神と都会的なウイットと磨き上げられた技巧をもって歌う。政治的な詩もあり,内乱時代の混乱と退廃からアウグスツスによる勝利と秩序と平和にいたるまでのローマ人の不安と期待と安堵 (あんど) の気持を反映すると同時に,詩人は指導的な予言詩人 vatesとして国民に警告し,為政者に勧告する。

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