改訂新版 世界大百科事典 「止肥」の意味・わかりやすい解説 止肥 (とめごえ) 追肥のうちでいちばん最後の施肥をいう。通常,窒素もしくは窒素とカリウムを施用する。止肥の施用時期をいつにするか,またその施用量をどのくらいにするかは,イネのような場合は穂の生育や稔実に最も影響するので,その年の気象をみながら慎重に定める。施用時期が遅れたり量を多く施用して,天候が不順だと作物の成熟が遅れ,徒長し,収量は低下する。イネでは通常穂肥が止肥であるが,ときには出穂以後の実肥を止肥として施用する。執筆者:茅野 充男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by