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穂肥 ほごえ

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大辞林 第三版の解説

ほごえ【穂肥】

稲の栽培で、穂が出はじめた登熟期に吸収しやすい窒素分を主体にした肥料を与えること。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

ほごえ【穂肥】

イネやムギ類の穂の発育に必要な栄養を補給する目的で,イネでは出穂の25日前ころ,ムギ類ではその40日前ころに施与される速効性の,主として窒素肥料を穂肥という。そのころは,幼穂と呼ばれる小さな穂が,茎の基に形成されている時期である。穂肥は穂の数や1本の穂に着生するもみの数を増加し,また葉の光合成能を高めて,もみの稔実を良好にするなどの効果がある。イネによる穂肥の吸収利用率は元肥より高く,施用された窒素の70~80%が吸収利用されることが多い。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

穂肥
ほごえ

水稲や麦などの穂の発育をよくする目的で、穂の分化が始まる出穂(しゅっすい)前20~25日ごろに施される追肥(ついひ)のことをいう。一般には硫安、尿素などの速効性窒素肥料が単独で用いられるが、関東以西の暖地ではカリ(カリウム)が併用されることもある。施用量は、気象、地域、土壌条件、栽培品種などによってかなり違うが、窒素として10アール当り2~3キログラムが標準である。穂肥は水稲の根がもっともよく発達している時期に施されるために、吸収がよく増収効果も著しい。しかし窒素が十分でしかも出穂後の天候がよくない場合には倒伏の助長や登熟(稔(みの)り)の悪化、病害虫の誘発などにより減収と食味の低下を招く危険もある。冷地や極端に窒素天然供給量が多い場合を除いて、ほぼ全国的に施用されている。[小山雄生]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の穂肥の言及

【追肥】より

…とくに暖地で,元肥を少なめにした場合や漏水田などで施される。(2)穂肥 イネの追肥では最も広く実施されるもので,出穂日より25日前ころの幼穂形成期に施用される。穂に着生するもみの数の増加,分げつの確保および止葉(とめば)の生長促進と稔実の向上などの効果が期待される。…

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