正保村(読み)しようほむら

日本歴史地名大系 「正保村」の解説

正保村
しようほむら

[現在地名]飽田町八分字はふじ 正保

北は拾三じゆうさん村・砂原すなはら村、東は荒尾あらお(現熊本市)に接する水田地帯。永正一七年(一五二〇)九月三〇日の志岐弾正少弼宛の菊池武包書下(志岐文書)と関連があると思われる、年月日未詳の知行目録案(同文書)に「正宝」とあり、正保をさすとする説がある(飽田町誌)。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳では田方四一町八反八畝余・畠方二六町六反五畝余、分米七〇〇石五斗余で、名請人三五人・屋敷登録人二七人を数える。同一二年の検地帳では田方五六町五反六畝余・畠方三三町九反四畝余、分米一千五石七斗余で、竈数五三・家数八六、男一〇八・女八三、牛二五とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android