正法律(読み)ショウボウリツ

デジタル大辞泉 「正法律」の意味・読み・例文・類語

しょうぼう‐りつ〔シヤウボフ‐〕【正法律】

江戸時代延享寛政の間、真言宗慈雲が唱えた真言律宗

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精選版 日本国語大辞典 「正法律」の意味・読み・例文・類語

しょうぼう‐りつシャウボフ‥【正法律】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、真言宗の高僧慈雲が唱えた真言律の一派。秘密三摩耶戒精神に立ち、また梵網等の義によって十善戒を立て、これに大小経律を収めたもの。葛城山高貴寺を本山としたが、のち衰微した。

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世界大百科事典(旧版)内の正法律の言及

【慈雲】より

…のち信濃に遊び,禅をも学ぶ。1744年(延享1)河内国長栄寺に住してはじめて戒律を講じ,鑑真以来一定していなかった授戒の作法に規律を定めて正法律(しようぼうりつ)と称した。のち摂津国有馬桂林寺に転じたが,この間もさかんに正法律を提唱し,講演著述に専念した。…

※「正法律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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