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慈雲 じうん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

慈雲
じうん

「飲光 (おんこう)」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉の解説

じうん【慈雲】

[1718~1804]江戸中期の真言宗の僧。大坂の人。諱(いみな)は飲光(おんこう)。の各教を学修し、特に梵学にすぐれた。また、神道を研究し、雲伝神道を創唱。著「十善法語」「梵学津梁」など。慈雲尊者

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百科事典マイペディアの解説

慈雲【じうん】

江戸中期の真言宗の学僧。大坂の人。俗姓は上月(かみつき)氏,名は飲光(おんこう),慈雲は字。釈迦在世時代の法を興さんとして正法律(しょうぼうりつ)を創始。密教,悉曇(しったん)を学び《梵学津梁(ぼんがくしんりょう)》1000巻を著す。

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朝日日本歴史人物事典の解説

慈雲

没年:文化1.12.22(1805.1.22)
生年:享保3.7.28(1718.8.24)
江戸中・後期の真言宗の僧。戒律復興,梵(サンスクリット)学研究,民衆教化に偉大な足跡を残した近世真言宗の巨人。諱は飲光。大坂出身。父上月安範は侠客的人物,母阿清は高松藩士の養女。母の勧めにより13歳で出家,14歳から密教を修学。さらに儒学を学ぶ。19歳,河内野中寺で梵文原典の研究に着手。インド渡航の大志も抱く。20~24歳にかけて密教諸流を相承。このころ,諸師や母の感化により戒律を重視し,宗派,学問の偏重を排する姿勢を固めた。延享1(1744)年27歳のとき,河内長栄寺にブッダ在世時の正しい戒律,「正法律」の実践運動を開始。寛延2(1749)年そのための「根本僧制」を定めた。以後,各地に巡錫し教化につとめる。宝暦8(1758)年41歳の時,生駒山中の双竜庵に隠棲。禅観(瞑想)を修しつつ梵学研究に邁進し,独力で文法を理解して10余年をかけ1000巻の大著『梵学津梁』を完成。ヨーロッパビュルヌフらに半世紀先行する偉業を成し遂げた。その後,京都阿弥陀寺に移り戒律の基本,十善戒法を説く。天明6(1786)年69歳,幕府の許可を得て葛城山の高貴寺を正法律の根本道場とした。晩年,古代諸神の活動を曼荼羅の展開と同趣意とする雲伝(葛城)神道を提唱。慈雲の生涯は根本仏教への回帰に貫かれ,梵学研究も戒律復興もその一環であった。母親の影が常に濃いことも関心を引く。『慈雲全集』(19巻)がある。仮名法語人となる道』など民衆教化の著作も注目される。弟子に親証,覚法,護明など。<参考文献>木南卓一『慈雲尊者―生涯とその言葉―』

(正木晃)

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世界大百科事典 第2版の解説

じうん【慈雲】

1718‐1804(享保3‐文化1)
江戸後期の真言宗の僧。諱(いみな)は飲光(おんこう),百不知童子,葛城山人などと号し,世人から慈雲尊者と敬われる。俗姓上月氏。大坂に生まれ,12歳で河内国法楽寺貞紀について出家。15歳で密教,悉曇(しつたん)を学び,18歳で京都に上って経史詩文を習い,ついで奈良で顕密の学を修めた。このとき戒律に関心を寄せた。のち信濃に遊び,禅をも学ぶ。1744年(延享1)河内国長栄寺に住してはじめて戒律を講じ,鑑真以来一定していなかった授戒の作法に規律を定めて正法律(しようぼうりつ)と称した。

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大辞林 第三版の解説

じうん【慈雲】

1718~1804) 江戸中期の真言宗の僧。諱いみなは飲光おんこう。大坂の人。正法律の開祖。悉曇しつたんを研究し「梵学津梁ぼんがくしんりよう」一〇〇〇巻を著した。他に「十善法語」など。また、雲伝神道を創始。慈雲律師。葛城尊者。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

慈雲
じうん

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世界大百科事典内の慈雲の言及

【十善】より

…すなわち,身体において殺生(せつしよう)(殺すこと),偸盗(ちゆうとう)(盗むこと),邪淫(じやいん)(男女の交わりのよこしまなこと),言葉においては妄語(もうご)(うそをつくこと),両舌(りようぜつ)(仲たがいさせることばをいうこと),悪口(あつく)(わるくちをいうこと),綺語(きご)(でたらめをいうこと),意においては貪欲(とんよく)(むさぼること),瞋恚(しんい)(怒ること),邪見(じやけん)(誤った考え方をすること)の,それぞれをなさないことである。この十善をきびしく守ることを十善戒といい,江戸時代後期の慈雲が広く説いた。国王,天皇,またはその位を十善というのは,前世で十善を行った功徳によってその位についたと考えられたからである。…

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