此の内(読み)コノウチ

デジタル大辞泉 「此の内」の意味・読み・例文・類語

この‐うち【×此の内/×此の中】

こうしている間。そのうち
「―ぜんも出て、そこそこに食ってしまひ」〈滑・膝栗毛・初〉
せんだって。先日。
「―、彦様の御使に初めて女郎町揚屋にまかりて」〈浮・敗毒散・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「此の内」の意味・読み・例文・類語

この‐うち【此内・此中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. それをしているあいだ。
    1. [初出の実例]「此内上人に文を書かす」(出典:歌舞伎・源平雷伝記(1698)三)
  3. 先日。さきごろ。
  4. ある範囲内にあること。
    1. [初出の実例]「むろまちとの御ゑかりまいらせらるる。このうちめしおかるるへきよし御申によりて」(出典:御湯殿上日記‐文明一五年(1483)八月二〇日)

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