武信村
たけのぶむら
[現在地名]西伯町武信
徳長村の南西、山田谷川の中流、高小屋山(三三九メートル)の南東麓に位置する。古くは竹延とも書いた(正保国絵図)。拝領高は一三四石余、本免は五ツ五分。藪役銀五匁が課され(藩史)、米子荒尾氏の給所であった(給人所付帳)。幕末の六郡郷村生高竈付では生高一四五石余、竈数一六。「伯耆志」では家数一六・人数七六、林一〇町五反余、物産として炭をあげる。明治三年(一八七〇)御用方諸事手控(細田家文書)によると耕地面積一一町余・山林面積一〇町五反余、職人には大工一がいた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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