武力行使との一体化

共同通信ニュース用語解説 「武力行使との一体化」の解説

武力行使との一体化

日本が武力を行使しなくても、他国の武力行使に密接に関与すれば一体と見なされる考え方。憲法は海外での武力行使を禁じており、政府は「一体化」は違憲との立場だ。内閣法制局は1997年の国会答弁で/(1)/他国軍との地理的関係/(2)/自衛隊活動の具体的内容/(3)/他国活動との密接性/(4)/他国活動の現況―から判断するとしている。自衛隊による他国軍への後方支援が可能な範囲はこれまで「後方地域」「非戦闘地域」としてきたが、政府は2014年7月の閣議決定で「現に戦闘行為が行われている現場(戦場)以外」であれば一体化しないと整理し、事実上、活動範囲は拡大した。

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