日本歴史地名大系 「武市瑞山旧宅」の解説 武市瑞山旧宅たけちずいざんきゆうたく 高知県:高知市仁井田村武市瑞山旧宅[現在地名]高知市仁井田 吹井字吹井(ふけい)の東南部、南国市との境界をなす小高い山の西麓にある。武市瑞山は文政一二年(一八二九)九月、当地で生れ、嘉永二年(一八四九)頃この屋敷を売って城下に移るまで居住した。瑞山は通称半平太、本名は小楯。武市家は郷士出身の白札格(留守居組以上の上士と郷士以下の下士との中間的地位)で、家計は安定していた。剣術を麻田勘七に学び、のち江戸に出て桃井春蔵の門下となり剣士として知られた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by