日本歴史地名大系 「武蔵演路」の解説 武蔵演路むさしえんろ 八巻八冊 大橋方長著成立 寛政六年写本 国立国会図書館・無窮会神習文庫解説 大橋方長が武蔵国成立以来の沿革や変遷などを「四神地名録」を参考にしてまとめた私撰の地誌。安永九年起稿。当初一国地誌を目指したがかなわず、現埼玉県域の埼玉・幡羅・那賀・賀美・榛沢・児玉の六郡は収録されなかった。九十数部の典籍から抜粋され、郡村順の配列になっている。大橋方長は美濃大垣藩士で通称八右衛門。ほかに「江戸図説」「江戸往古図説」などの著作がある。 武蔵演路むさしえんろ 八巻六冊 大橋方長編写本 国会図書館・国立公文書館内閣文庫(八冊)・無窮会図書館(九冊)ほか解説 編者は江戸の人。安永九年の序が付してあるが、文化期まで加筆がある。九十数部の典籍から抜粋した事文類聚で、郡村別配列。当初武蔵一国の地誌を企図したものだが、江戸から遠い北方六郡には触れていない。こうした事文類聚は「武蔵志料」ほか多数ある。活字本 「新編埼玉県史」資料編一〇 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by